かつてauから販売されていたガラケー専用の小型カメラの「パシャパ」。
その2代目モデルのパシャパ2については以前に記事で紹介した通りです。この小型カメラで撮影した画像を利用するためには当時物の携帯電話が必要になります。
撮影画像を確認できるガラケーは年代的に2000年代中頃のモデルが対応しているのではと思われます。
準備した携帯電話
今回、撮影画像読み込み用に準備した携帯電話はauの二つ折りモデルのガラケーA5301T。
準備したというより、家のガラクタから探し当てたといったほうが正しいでしょう。
こちらは既に本体にカメラが内蔵されたモデルで本体背面にもサブ液晶モニタを搭載した当時としてはモダンなモデルでした。
パシャパ2の接続
取扱説明書というものが無いので正規の接続手順というのが定かではありませんが、携帯の電源はON、パシャパの電源がOFFの状態で携帯に接続してみることにしました。
携帯の充電ポートにパシャパ2のコネクタを奥までしっかり差し込んでからパシャパの電源をONにします。
カメラの電源をONにすると、すぐに携帯画面にパシャパのデータを操作するためのメニュー画面(カメラモード)が起動しました。
画面に表示されたメニューで操作
表示された操作メニューに従いパシャパの撮影画像を携帯画面に表示することを試みます。
メニューからファイルリストを指定すると画像ファイルのリストが表示されるので確認したい画像ファイルを選択。
操作は特に複雑でもなく、ごらんの通りガラケーの画面にパシャパの内部メモリに保存されていた画像が表示されました。
データをSDカードへ保存
モニタに撮影画像が表示された状態で、『サブメニュー→全画像登録』と操作すると携帯電話に画像が保存できます。
ファイルリストに戻り『サブメニュー→登録』と指定すればファイルを個別にガラケー本体に転送が可能。
その後に本体でフォルダ操作用メニューからSDカードへコピーをすればPCなどで画像の利用が可能です。
今となっては、質感の低い画像データですがパシャパ2が現行で販売されていた頃は、こうした技術はとても斬新なものでした。
このパシャパという小型カメラは、厚さ数ミリが当たり前のスマホで高画質の画像が即座にネットに送信可能な今の時代には、忘れ去られつつある過去の遺産と言えそうです。
撮影画像の読み込みに成功した今回のA5301Tは、2002年9月発売のモデルのようです。
2010年以降のスマホ普及直前に販売されていた新し目のモデルではPashaPaを接続してもメニュー画面が出ることはなく。データフォルダのメニューにもデータを表示することはできませんでした。
画像の読み込みには、パシャパの初期モデルが登場した2000年の後、2001年から数年のモデルが対応しているかと思われます。
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