Cyber-shot DSC-U20が発売された当時、ソニーのデジタルカメラは上位モデルもこのU20と似たようなゴッテリとした横長左右非対称なデザインで統一されていったと記憶しています。
その中でもDSC-U20は他のメーカーのデジカメと比較して群を抜いたコンパクトさで、しかも液晶モニタ付きとガジェット好きには魅力的な製品でした。
今でも斬新なデザインのDSC-U20
私がこのCyber-shot DSC-U20というカメラを手に入れたのは、生産終了後だいぶ経ってからでした。
それだけ時間が経過してからもデザイン的に魅力を感じたデジカメだというわけです。
本体は小さいのに故意に厚みを持たせたデザインのカメラというのはこのサイバーショット以外にあまり見かけません。
レンズカバーの先端側に丸みを帯びたデザインに某傑作SF映画に登場するR2-D2を連想してしまうのは私だけでしょうか。
このDSC-U20が持つ独特のデザインは発売当時何処か近未来的な物を感じたものです。当然、メーカー側でもそういった意図を持っていたことでしょう。
乾電池式のデジタルカメラ
電池蓋を開けるとNi-MHの表示があります。 手前にはメモリースティック用のスロットがあります。
メモリースティックはDuoではなく大きいサイズのががそのまま入るタイプでした。
もう何年か経つと(あるいは今の時代すでに)旧式、或いはアンティーク的なカメラといった存在になりそうなメモリースティック搭載デジカメですが、カメラ本体もそうですが、MS対応のカードリーダーも何時まで手に入るか心配しておいた方が良さそうではあります。
DSC-U20にはminiBタイプのUSBジャックが付いていますが、これも衰退しつつある規格であるのは事実ですね。
大きなカメラと比較
前回の記事に登場したCanonのAPS-C機EOS_Kiss_Digital_Nと大きさを比較してみるとご覧の通り親子というより、Cyber-shot DSC-U20のほうはカメラに見えません。
一眼レフとの比較では、あまりコンパクトさが伝わりにくそうでしたので、パソコン用のマウスとも並べてみました。
Cyber-shot DSC-U20の高さがマウスの高さとそれほど違いません。なんだか、大きいマウスを並べたようにも見えますがDSC-U20は小さいカメラです。
実際に撮影してみる
また同じカメラを対象にしてしまったのは芸がないところですが、ご勘弁ください。
全体的に白っぽく見えるのは、レンズかセンサー曇りが生じたせいかもしれませんが、玄人ではないので判別がつきません。
コンデジも大事にしたかったら防湿庫が必要なのでしょうか。やや悩むところです。 もっとも昔のデジカメはこんな写り方だったような気がしないでもありません。
現在、各社から出ているコンパクトデジカメは一部のアウトドア系や現場系を除いて、どれも似たようなデザインではあります。
このSONY Cyber-shot DSC-U20のようなデザインのカメラを、たまに思い出したようにラインナップしてもらえると遊び心があって楽しめるように思いますがいかがでしょう。
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