液晶モニタにSIS1などの手ぶれ補正エラーが出るようになってしまったオリンパスE-PM1のセンサーユニットを取り出してみました。
撮影画像が斜めになる症状
デジカメ2個1修理のために手に入れたE-PM1で、落下によりセンサーが斜めにずれてしまったものがありました。
手ぶれ補正機構がずれて斜めになってしまったようで、どうせジャンクだからとレンズマウント部から割り箸でツツいてみようとしたらセンサーの表側に見える枠はガラス状のカバーに覆われているので元の位置に押そうとしても引っかける場所がなくツルツル滑ります。
この手ブレ補正機能付きのセンサーユニットは、素人がイジったところで直りそうもないので再利用パーツとしては扱わないことにしたのですが、せっかくなので取り出してユニットの外側からズレと逆方向に押せないか試してみることにしました。
取り外したセンサーユニット
画像は、先端を格納したままのボールペンの先を使ってズレた方向と逆の左上へ押しているところ。
裏側から見ると、このように右上方向に押してやるとセンサーが水平になります。
これ以上、細い部分に手を出すには相当の覚悟が要るのと正直面倒なので、画像の要領で強めに押したところ「カチッ」という音とともに、なんとセンサーが正常の位置に固定されました。(さらに壊れた可能性も大いにあり得ます)
位置的には補正されたが
正面から見ると画像センサーが本来の位置に納まっています。
しかし、動作の検証に必要な基盤などのパーツはニコイチならぬ「3個2」の完成に優秀な貢献をし残りは故障部品だけ。
動くかどうか確かめるには、使える状態に仕上がったカメラを再度分解する必要があります。
流石に無駄な作業なので、今回は、センサーが斜めにズレたら反対方向へ押せば元の場所に収まる場合がある。くらいで止めておことにしました。
今後、正常に動いているE-PM1が壊れるなりセンサーの分解に興味が沸くなりすることがあれば検証することもあるかもしれませんが、古い機種ですので、そのまま放置になってしまいそうです。
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