名機と呼ばれたOLYMPUS XZ-10の出来過ぎ加減

OLIMPUSのコンデジXZ-10 小さなカメラ

明るいレンズを搭載していて且つ達人たちから好評価なコンデジを探していたらOLYMPUSのXZ-10にたどり着きました。

これが正に評判通りで軽量装備用に持ってこいの未だ名機と呼ばれるに相応しいカメラでした。

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オリンパスstylusXZ-10というカメラ

自分の一番のお気に入り一眼カメラであるLUMIX DMC-GM1Sは、近場の旅行に出かける際に荷物を軽くすませようとしたときレンズ部分が気になります。

DMC-GM1Sに20mm単焦点

GM1でもレンズによっては荷物になる

もとから単焦点なカメラはないのか調べてみたら、RICOHのGRⅢなんてのがあるじゃないですか。

GRⅢの一般的な評価は、スナップシューターに最適なカメラなんだとか。その評判を目にするに自分もGRⅢを使ってみたくなったのですが、このGRⅢサブ機として購入するには値段がなかなかなものです。

正面から見たXZ-10

そこで、中古でも良いので明るいレンズを搭載し換算28mmあたりが撮影可能な、ちょうどGM1に14mm/F2.5の組み合わせに近い構成のコンデジを探していたらピッタリなカメラがあるではありませんか。

F1.8の明るいズームレンズコンデジ

XZ-10が自分の条件を満たしたGM1に単焦点14mm/F2.5どころか、F1.8というコンデジにしては非常明るいレンズを搭載するカメラでした。

静止画サンプル

XZ-10の広角側で撮影した遊具

4.7mm F/1.8 1/800秒 ISO 100

XZ-10でレンズを広角側にして撮影した画像です。

XZ-10の望遠側で撮影した遊具

23.5mm F/2.7 1/320秒 ISO 125

続いて、遊具に向けて光学ズーム機能を使って撮った画像になります。

カメラ好きがXZ-10を絶賛した理由

オリンパスのSTYLUS XZ-10は画素数が1200万、センサーサイズも1/2.3と今となっては乏しいものですが、発売当時にカメラの達人たちがこぞって評価したのは、この1/2.3型1200万画素のセンサーサイズに他に類をみない最適なレンズが組み合わされているとのこと。

実際に作例を拝見しても素人でも、綺麗な画像だと評価できるものが多く残されています。

XZ-10のモニタ側

世のカメラ好きがコンデジ名機と高く評価したのは、当時カメラのスペックとして重要な指標であった画素数ではなく光学機器メーカーであったOLYMPUSが作りだしたコンデジとしては突出した性能を誇るレンズでした。

達人たちの評価を伺えば、XZ-10はコンデジだけどレンズは上等品を使っているカメラ。

軽量装備に拘る日の常用カメラとしては申し分ない性能です。

1200万画素という画素数も、どこぞの写真展に応募する目的でもなくネットへのアップロード用なら充分使えるレベル。

それより、F1.8からの明るいレンズはとても魅力的に感じられます。

ミラーレス使いがXZ-10を選んだ決め手

そこ抜けた高性能と唄われたレンズを持つOLYMPUS XZ-10ですが、購入するに決めてとなった理由は他にもあります。

XZ-10のモードダイヤル

GM1の他にマイクロフォーサーズのE-PM2やE-PL5などが手元にありますが、操作ダイヤルの仕様などが共通している部分が多く、特に絞り優先のAモードが使えるところがサブ機にXZ-10を選ぶ決め手となりました。

自分が調べたところでも、手頃な中古品で一眼と同じモードダイヤルを備えたコンデジは数多くありません。

そこに、数多くのユーザーから高評価なレンズを備えているカメラとなると見逃すわけにはいきません。

XZ-10の液晶モニタ

XZ-10は今となっては一昔前のカメラになりつつありますが、今やインターネットはモバイル端末が主体の時代です。

仮にPCでのブラウザを想定しても1200万を大きく越える画素数になると画像サイズが大きくユーザーエクスペリエンス的にはよろしくありません。

新品での入手は困難ですが、XZ-10は今の時代にも充分通用する優れたデジタルカメラと言えるでしょう。

少なくとも私がGRⅢを手にするまでは充分活躍してくれることでしょう。

コラム「電卓に似たコンデジ」

日々進化し続けるIT機器の代表格がパソコンだとします。

そのパソコンの中にはアプリケーションとして電卓の機能が備わっています。

しかし、電卓は今でも独立したハードウェアとして開発や販売が継続されていて、デスクにPCがあっても簡単な計算はアプリを起動するより電卓を手にする人が一定数おられることでしょう。

極端な例でいえば、営業先で見積もりの概算を出すのにスマホの電卓画面は出さなくて、電卓は別なデバイス的扱いで利用されいまだに必須なアイテムだと言えます。

この度、記事に取り上げたXZ-10もフルサイズや小さめのミラーレスなどの画素数やクオリティーまでは要らないけど、レンズの明るさと、それに合致するセンサーがあれば嬉しい(電卓と同じく必要な答えや成果が出せて充分だ)という場面にはそこそこありそうです。

まさにスマホに表示するWebページ用には事足りるし、レンズ性能はピカイチなのさ的なカメラがXZ-10だと言えるでしょう

私たち消費者は、そこに薄々気づいていても自分が望む需要を発信することもなく最新技術に基づいたマーケティングに屈してしまっているのではないでしょうか。

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