PanasonicのLUMIX DMC-GM1(S)はマイクロフォーサーズという規格ながらも画質での評判はなかなかのようですが、カメラ素人が一から操作するとなると説明書をじっくり読むなりカメラの基礎知識の習得が必要なようです。
しかし、お気に入りの新しいカメラを手にしたら直感でいろいろといじり倒したいもので、とりあえずお好みの設定ぐらいは決めておきたいものです。
カメラまかせの安心して撮れるオートな設定
出荷時の標準設定というのを覚えていませんが、面倒なことを考えず全てカメラまかせで綺麗な写真を撮りたければ概ね次のようなダイヤル設定になっていれば良いでしょう。
GM1Sの物理的な設定機構はカメラ上部に2つだけです。
フォーカスモードレバー
中央寄りにあるフォーカスモードレバーには「AFS」「AFC」「MF」の三種類のモードがあって、これは特別こだわりたい場面を除いてはAFSにしておけば間違いありません。AFSはAutoFocusSingleの略だそうです。
モードダイヤル
続いてモニター側から見て右側にあるモードダイヤルは「iA」(インテリジェントオート)にするとカメラおまかせでの撮影が可能です。
簡単に言えばGM1Sの開発者がお勧めする万能な標準モードってやつですね。
普段使いの設定は絞り開放
フォーカスレバーの普段使い位置は、マニュアルフォーカスで撮りたい場合を除いて「AFS」で構いませんが、ビギナー的な問題としてバッグの中で「AFC」になってしまったときに「はてAFSかAFCかどっちだったかな?」と迷ってしまうことがあります。
「AFC」は車や列車など一定の動きをする被写体を撮影するときに用いるフォーカスモードです。
一般的には真ん中のAFCは除いてAFSかMFかを覚えておけばよさそうです。
私の場合、このGM1Sというミラーレスカメラを手にして覚えたものに「ぼけ味」というのがありました。
そんなわけで、モードダイヤルには「A」を選択し、絞り優先モードにしておきます。
ダイヤル式ボタンの上側にある「+/-」を2回押すとダイヤルを回して絞り調整ができます。
Aの絞り優先にした場合、撮影時に液晶右側のコントロールダイヤルでF値の設定が可能で上の写真では20mmF1.7のレンズで1.7に設定してあります。
2本ある帯状のインジケーターの下側がF値の値。表示されないときは右下にある「DSP」ボタンを押すことで表示できます。
ファンクションボタンにはWi-Fiを割り当て
フォーカスモードレバーの軸の部分にあるファンクションボタンには無難にWiFi接続の機能を割り当てておきました。
当ブログに挿入している写真も、カメラから一時パソコンに保存することなくWi-Fiでスマホに転送し、そのままアップロードしています。
マニュアルフォーカスしたい場面
今のところフォーカスレバーをMFで撮影したい場面は、ガラス越しにあるものを写真にとりたい時などです。
ガラスの向こうの被写体にピントを合わせたい時でも、オートフォーカスだとガラスそのものにピントが合ってしまい目的物がぼやけてしまう時などはMFのマニュアルフォーカスが便利です。
マニュアルフォーカスのフォーカスリングを回しながらシャッターを押すスタイルは趣味としてカメラを楽しめている雰囲気が味わえます。
普段使い設定が決まればカメラはもっと楽しくなる
カメラの操作機構や設定項目の多さは、カメラの性能に比例する傾向にあるようです。
カメラ初心者が設定の多さに惑わされないためには自分好みの撮影スタイルというものを理解することがポイントのようです。
今回は絞り開放をポイントに普段使いの設定をしましたが、被写体のジャンルがある程度定まっている場合などは他にも様々な設定の仕方があって、そんなことからも撮影の楽しみ方は広がっていくことでしょう
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