カメラを持ち歩き風景を撮るのが目的なら広角レンズは是非揃えておきたいところです。
しかし、あらためて広角レンズの価格を調べてみると結構な値段がします。そこでメーカー純正のワイドコンバーターというものを試してみました。
WIDE CONVERTER WCON-P01
OLYMPUSからも「WCON-P01」というマイクロフォーサーズ専用のWIDECONVERTERが出ていて広角レンズよりもお手軽に入手可能になっています。
実はこのWCON-P01は「M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6Ⅱ(R)」という標準レンズ(キットレンズ)専用のワイドコンバーター。
樹脂製のカバーの上に置いた状態です。
単焦点レンズの魅力に目覚めて手放してしまったとかがなければOLYMPUSユーザーが持っている確率が高いレンズですね。
前面のシルバーの縁がデザイン的にいい感じですが、この部分にMADE IN PHILIPINEと書かれていました。
日本製ではないようです。
装着方法
今回、WCON-P01での撮影に使用したカメラはE-PM2、レンズはM.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6ⅡRを付けています。
レンズの先端の樹脂製保護リングを外すとちょうどセンター部分に印があるので、WCON-P01の矢印が書かれた部分を合わせます。
印を合わせ矢印方向へ軽くねじ込めば装着完了です。
撮影画像
ワイコンの有り無しで撮影画像を比較してみましょう。
まずM.ZUIKO_DIGITAL_14-42mm_F3.5-5.6ⅡRを14mmの広角端で撮影。
続いてWCON-P01を装着しての画像です。
ごらんの通りワイドコンバーターを装着している方が広く撮影できています。明るさの変化はあまり感じられません。
焦点距離は11mmに変換され35mm換算では22mm相当と超広角にあたる撮影が可能になります。
当たり前ですが、画質的に拘りたいなら広角レンズを別に購入した方が間違いないでしょう。
ワイコンを装着したE-PM2
標準レンズ(M.ZUIKO_DIGITAL_14-42mm_F3.5-5.6ⅡR)の形はお世辞にも格好いいものではありませんが、マイクロフォーサーズのズームレンズをコンパクトに仕上げるとこうなってしまうのでしょう。
WCON-P01を付けてみるとレンズにフードを付けたような大胆な見た目になりますが、これもまた好みによることでしょう。
広角撮影を意識した場面では最初からWCON-P01をレンズに装着させておいて、不要なとき(ズームしたいなど)に取り外す使い方が理想かと個人的には思います。
なお、仕様では14mm広角端での使用が推奨になっています。
ワイコンを実際に使用してみての感想ですが、広角での撮影を多用したい場合、装着する人によっては高価な超広角レンズへの購買意欲をさらに煽ることにもなりそうな感じがしました。
WCON-P01の適合ズームレンズ
おすすめ記事