秋に楽しむ紅葉狩りの主役はカエデやナナカマドなどの色づきが統一して鮮やかな樹木です。
それに比べ、春に皆の心を楽しませてくれた桜の木は秋に皆の目を奪うことなく静かに葉を落としていくだけ。
今回の撮り歩きでは、そんな秋の桜の木にカメラのレンズを向けてみました。
持ち出したカメラOLYMPUS E-PL6には、Panasonic LUMIX:H-FS014042を装着。
色づきがまばらな桜の木の葉
葉が均一に色づかないのは桜に限ったことではなく、カエデのように全体が見事なほどに赤く色づく木のほうが特別なのでしょう。
桜の葉は赤く色づき始めるのが早い枝がある一方で、同じ一本の木でも緑のまま比較的長く持ちこたえている葉も見られ、気候の変化に敏感ではあるわりに葉の色にはそれぞればらつきがあります。
この特徴は1本の木の枝のそれぞれによってあるのと同時に、当然植えられている木ごとにも異なっていて一様ではありません。
ただ、公園などに降り積もったその桜の落ち葉には、何より身近に秋らしさを感じるのをそこを歩く人々はムラなく受け止めていることでしょう。
前回、動物園で望遠ズームレンズを取り試したカメラには、14-42mmの広角気味なズームレンズを装着しています。
花芽を持った桜の小枝はMFで撮影
本格的な冬が来るまでには全ての葉を落としてしまう桜の木ですが、春に花を咲かせる樹木が秋にはもう蕾(つぼみ)をもっているのは桜も同じなのだそうです。
色づいた葉は最終的に全て落ち切ってしまいますが、枝先をよく見ると小さな蕾を持っています。
画像はマニュアルフォーカスで撮影したものでデジタルテレコンを使っています。
樹木の枝先もAF(オートフォーカス)が効かない被写体でした。
春の花の時期には花びらが背景の明るさをある程度抑えてくれますが、小さな蕾うちはその効果がないので花よりも撮影が難しいようです。
ここまでの画像はダイヤルを全てAモードで絞りはほとんど開放のまま、ホワイトバランスもオートのままでした。
蕾が膨らみ始めるころまで楽しさお預け
冬本番を迎えるまで秋の街撮りはまだまだ楽しみたいと思いますが、桜のつぼみ画像は冬より先を見込んだ期待を収穫できたと実感しています。
そんなわけで桜について画像を保存し暖めながら楽しみは一旦お預け。
カメラの趣味も、日々の気温の低下に行動力も奪われがちではありますが、花のつぼみのような先の展開を期待できる街撮りの成果を探して歩き続けていたいもの。
インドアなシーンはまだ先送りがいい感じです。
秋の趣味カメラ