屋内で食べ物などを撮っていると、もっと近づいて撮影できるレンズが欲しいと思うときがあって、これは達人たちの間では「もっと寄れるレンズが欲しい」という言葉で表現されているようです。
そんなとき、手元にあるレンズで気軽に近接撮影を実現できるのがクローズアップレンズ。
そんな便利なクローズアップレンズは値段も安価というので早速使ってみることにしました。
MARUMIのMC CLOSE-UP+3
今回は時間があったのでリアル店舗で購入してみることにしましたが、見たところ46mmサイズのクローズアップレンズの在庫は少なく倍率の低いものばかり、MARUMIの「+3」というものが一つだけあったのでこちらを購入。
見た目もケースもレンズフィルターそのものですが、表面(内側かな)がやや球面になっている様子です。
レンズフィルターの上に被せているのでこれだけ出っ張ります。レンズはH-H020A(LIMIX20mmf1.7)を使用。
クローズアップレンズで撮影してみる
なんだか、自分は甘いものを撮ることが多いです。ちなみに良い年の男なのに完全な甘党で今回はブルーベリータルト。
単焦点レンズだけの場合
まずは単焦点レンズ【20mmf1.7】のみ(レンズフィルターは装着)で撮ってみました。中央付近にピントが合うようにしてめいっぱい寄ってこの距離です。
MC CLOSE-UP+3を装着
なるほど寄れてます。近くで表面がツヤツヤしている様子が写せています。
ちょっと上から近づいてみます。
横から撮ってみたところですが、どの辺をクッキリ写してどの辺をボカすのかってところなのでしょうか。そんなことが気になりだしたころにマクロレンズが欲しくなるんですかね?いまいち分かりません。
スマホで撮った場合(参考:ZenFone3)
参考までにスマホカメラ(ZenFone3)でも撮影してみました。このZenFone3のカメラは明るさも調整できて結構キレイに撮れると思います。単焦点モードなんてのもあるのですが一度試しに何枚か撮ったものの、こんなものかとその後は使っていません。そのまま撮れば後のカメラもこのような写り具合ですね。
以上の3パターンを比較し、単純に一番寄れて一番背景ボケがあるのがクローズアップレンズです。私の場合、ボケ具合の云々が気になる域の入れ込み具合には達していないので、しばらくはこのクロースアップレンズで楽しめそうです。
近接撮影でシャッターが押せない距離【GM1の場合】
GM1では被写体が近すぎてシャッターが押せないときAFエリア枠がこのように赤になっています。ろくに説明書も読んでないのでしばらく気づきませんでした。
このようにAFエリアの枠が緑になっている距離であればシャッターを押すことができます。
クローズアップレンズで46mm(小さいサイズ)の在庫がない訳
買う前に気が付けばよかったのですが、どうやらクローズアップレンズは径の大きいものを選んで購入し、手持ちのレンズにはステップアップリングで合わせて使用するという使い方があるようです。
そうすれば大きいサイズ一枚で、様々なレンズ、様々なシーンで対応が可能ということのようです。まさに大は小を兼ねるというヤツですね。
私の場合しばらくはGM1で20mmf1.7のレンズをメインに使いたいので46mmのサイズで充分ですし今後も上手く活用できそうです。
クローズアップレンズで楽しむ趣味カメラ
雨で屋外での撮影が難しいときや外でも花の写真を撮りたいときなどは、近づいて表面の質感や表情を撮影できるレンズが欲しいものですがマクロレンズはとても高価です。
そんなときクローズアップレンズはとても便利ですが、マクロレンズとの値段の差から想像するにマクロレンズとクローズアップレンズでは写り具合に、素人目で見ても明らかな差がありそうな予感がします。
今回使用したのはMC+3 46mmというクローズアップレンズでした。MC+4のほうが人気があるのかと思ったら大手の販売サイトでは在庫が復活しないようです。
クローズアップレンズの良い点は価格だけではなく普段使いのレンズにそのまま装着できることです。
これはビギナーにはありがたいことで屋外で花を撮りたいときなどレンズごと交換の手間が省け、持ち運ぶレンズを少なくできるというメリットがあります。
そんなわけで、今回手に入れたクローズアップレンズは私にとってカメラの趣味で楽しむ範囲を広げてくれそうです。
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