前回の広角レンズに続き、今回はスマホの本体を挟み込んで装着するタイプのマクロレンズを使ってみました。
これが上手く使えれば一眼カメラは風景用、スマホは食品や小物、機械など用にと目的ごとに使い分けが出来そうです。
挟むタイプのマクロレンズ
画像を単なる記録データとして保存する目的なら、カメラはスマホに付属しているもので充分です。
クリップ状の小物一つでマクロ撮影が可能であれば、そうした目的には使えるツールな訳ですが果たしてどんな画像が取れるのでしょう。
このマクロレンズの見た目はセットで一緒になっている広角レンズと違いが分からないフォルム。
レンズにはHD15X MACROと記述されています。
スマホ本体に装着した感じも広角の時と似たようなスタイルになります。
構える姿勢が多少異なるくらいでしょうか。
撮影画像
試しに撮影してみたのは機械式時計とシングルボードコンピュータのRaspberryPi_Zeroです。
手巻き時計の機械ですが、予想していたよりクリアに撮影できています。
次は文字盤がセミスケルトンになっている自動巻き時計。
丸く開いた穴から、機械の様子が良く写せています。
シングルボードコンピュータの基盤もスマホ単体で撮影するより細かい部分がハッキリ分かる画像が撮れました。
続いてGM1Sに装着した20mmF1.7のレンズを撮ってみたところ、色が黒なだけに埃がかなり目立ちました。
あまりにも埃が目立ちすぎるので拭いてみたのですが、ここにマクロレンズの性能が発揮されてしまい、拭いきれない物はそのままにしてしまいました。
このように、アート性を求めるものではない画像の記録であれば、この手のマクロレンズでも充分に感じます。
逆にこれ以上の性能だと今回分かったとおり、小物を写す際には指紋などの油汚れや埃の付着には気を使わなければならないようです。
挟んで使うスマホレンズは使えるか
広角レンズ、マクロレンズの両方でスマホ用の挟むタイプのレンズを試してみたところ、私のような凡人用途では充分な描画性能でした。
Webに残す記録写真などにはこの二つのレンズがあれば事足りそうです。
逆に、画像にクオリティーを求め、明るさのムラや周囲の歪みを気にするようであれば、この手のレンズには期待しない方がよいでしょう。
スマホはカメラ単体ではなくカメラ好きにとって複合的なガジェットといった位置づけになります。
カメラを趣味にする者にとって、手にして歩きたいのは持ちやすいカメラであり、スマートフォンは必需品として携帯しているにすぎません。
今回使用したレンズのようにケースに入れた状態でコンデジと同じ大きさなら、カメラを持ち歩いた方が楽しいかもしれません。
迷ったときには、どの選択が心躍るかといったところでしょう。
スマホ用広角レンズ
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