スマホの普及によりコンパクトデジタルカメラの販売数が減ったといわれます。特にスペックの低いコンデジについては写真の撮影はスマホで事足りてしまうのは明らかです。
しかし、コンデジも機能的には写真の撮影だけに特化したものであり必要とされる場面が全くない訳でもないようです。
ソニーサイバーショットDSC-WX200
私が所有しているSONYのCyberShot_DSC-WX200というデジカメですが、このカメラを購入したとき既にガラケーよりスマホのシェアが多数になっていました。
なんとなくですが、スマートホンには多くの機能が備わっているわりにどの機能が特に優れているのか分からないとも言えます。
突き詰めれば、スマホは通信機器であり元は電話です。
確かにカメラ性能にも優れていますが、カメラではなく餅は餅屋の理論で判断するに中途半端なモノに成り下がるのです。
こんな時にはコンデジを使いたい
皆がスマホを持ち歩き、それにカメラが付帯しているので特別カメラを持つ必要はないと言われる昨今ですが、コンデジの魅力や利点、コンデジが必要な場面というのをあえて考えてみましょう。
ちなみにスマホカメラの性能が向上していることから光学ズームはコンデジの利点とは言いにくくなっていますね。
スマホのバッテリーを減らしたくない
イベントへの参加など、今日は出先で写真を撮りまくりたい。なんて思ったことはないでしょうか。
こんなときに、コンデジを持ち合わせていればカメラ機能を酷使することによるスマホのバッテリー消費が避けられます。
モバイルバッテリーがあれば解決できそうな問題でもありますが、撮ることに集中できるのはコンデジのほうですね。
他人に写真を見せるときに安心
何処にでも持ち歩けて多機能なスマホは、プライベートな面であんな写真もこんな写真も、こんなデータも持ち歩きたいと考えます。よって気軽に他人に覗かれたくないのがスマホだとも言えるでしょう。
撮った写真を、その場で他人に見せたいときスマホだと別なデータを表示させないようにほんの僅かな緊張感をもったりしないでしょうか。
元が通信機器なだけに、見られたくないポップアップ表示などが出た日には焦ってしまういます。
コンデジの場合、モニタ画面は小さくなりますが、見られたくないデータというのは少なく、そもそも画像(動画も)データに限られるので気を使わず自分の写真を見てもらうことができます。
手袋をしているとき、例えばハーレーの試乗会
冬の寒い日など、手袋をしているとスマホが繰作しづらくなります。スマホ対応の手袋などもありますが、細かい繰作をしたいときには素手が一番です。
先日、ハーレーダビッドソンの試乗会に出かけてきたのですが、このときヘルメットなどの保護具と同じく手にグローブ(手袋)を着用しなければなりませんでした。
目の前には新型車種のハーレーがあるのに手袋をした手だとスマホでは写真が撮りづらいです。
こんなとき、基本操作がすべて物理ボタンでできるコンデジは実に使いやすいものでした。
試乗直前に目の前のハーレーを撮り、すぐコンデジをポッケにしまいこみバイクを運転しても誤動作なんてしません。
これがスマホだと、手袋の付け外しの手間がかかり撮りたい写真がうまく撮れずモタモタするはめになります。
これは特殊なケースではありますが、コンデジはカメラ機能に特化しているだけあって撮影前後の動作がスムーズにこなせるようになっています。余計なロック解除もありません。
コンパクトデジカメの意外な利点
コンデジなりの利点を掘り下げてみると、手のひらにすっぽり入る、多少粗雑に扱っても誤動作で電話がかかることがないなどがあります。
そして、コンデジの一番の良さは高性能が詰まったスリムなボディーを持ち歩く楽しさを味わうことができることではないでしょうか。
機械好き、ガジェット好きにしか理解できないメリットかもしれませんが、この点は最近のデカすぎるスマホよりコンデジのほうが遙かに魅力的であります。
写真を撮るという特別な機能に特化した最高のツールが手になじむように持ち歩ける。
それは結構、男心をくすぐるものだと思うのです。高級感のあるライターや腕時計がウケるようにコンデジもモノによってはそんな趣向を楽しむことができます。
はたして皆がデカすぎるスマホから目覚めるのはいつ頃なのでしょう。
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