街路樹に緑の葉が生え揃うこの時期、マイクロフォーサーズ機のLUMIX GF7のワンポイントカラーを使って街の緑を画像に納めてきました。
レンズには換算50mmの単焦点を使用、ダイヤルは絞り優先モード(A)に設定しています。
GF7でワンポイントカラーを設定
GM1を含めこの世代のLUMIX機はワンポイントカラーを使用するときダイヤル位置をクリエイティブコントロールの位置に合わせることになりますが、GM1SやこのGF7では他のシャッタースピードや絞りを優先するモードを指定した状態からもモニターのタッチ操作をすることでワンポイントカラー(他のクリエイティブコントロールも可)を使った撮影が可能です。
画像は、通常のダイヤル操作でワンポイントカラーを設定している状態。
他のモードと併せた設定は別記事にまとめてあります。
PASMモードでもクリエイティブコントロールと同じ画像効果とは
なお、Sが付かない初期のGM1では通常のワンポイントカラーしか使うことが出来ません。
モノクロ背景に生える街の新緑
この日カメラに装着していたレンズは単焦点の25mm/F1.7(フルサイズ換算50mm)。
今年(2023年)は、4月に温かい日が続いたので街の中では濃い緑が目立ちますが、イチョウの葉はまだ透明感がある緑でした。
特に日陰ではフレッシュな色合いに見えます。
車線の多い道路の分離帯も緑に染まっています。
枝が育ち葉の数が増えてくると日陰の効果も増してきそうです。
木陰でワンポイントカラーを使うと木漏れ日もグレーやホワイトに統一され、すべて落ち着いた画になります。
背の高いケヤキを撮るには、換算50mmの焦点距離がどうしても狭く感じてしまうのは冬のイルミネーションに20mm/F1.7を使ったときと同じ。
温かさが続いたおかげでアジサイの葉もすっかり生えそろっています。
そして、3月末には満開の桜が見られた公園でも一面の緑が広がっていました。
春の緑は見ているだけで心が和みます。こうした広場を背景に撮りたいときは換算50mmだとぐっぐっと後ろに引くようになります。
今回も街の中とはいえ、選んだ緑系の色以外はグレーに置き換えられていることもあり、余計なものを移しこむ心配も少ないことから明るい日中でも少し広めのレンズが良かったかなと感じました。
色の選択で楽しむ季節の移り変わり
撮影した画像で特定の色だけを抽出する機能は、画像編集アプリなどでも可能ですがカメラの機能を使って撮影時に色を選定するというのも一つの楽しみ方です。
前回はクリスマスの風景でワンポイントカラーを使用していましたが、色をテーマとして撮り歩きには季節の変わり目が適しているようで、被写体として思わぬ堀だしネタのヒントも得られることが多いように感じます。
新鮮な緑の葉を撮れる期間というのも、桜の満開時期に同じく割と短いものです。
5月の上旬ではあるものの例年と比べて進み方が早かったのも花の見頃と同じでした。
こんな時こそ、モノトーンの中で緑を引き立てることができるカラーセレクト機能が楽しく使えるタイミングとも言えそうです。
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