駅のホームで停車中の新幹線を撮る

撮り歩き

新幹線の車両は近くで見ると結構きれいなものです。

特に先頭車両の流線型のデザインなどは旅の中の非日常感を増幅させてくれることでしょう。

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駅で停車中の新幹線を撮りづらい訳

新幹線をいざ写真に撮ろうとすると走行中の車両はもちろん停車中でも、なかなか満足にシャッターを押せる場面に出会えないことに気づきます。

先頭車両を大きく写した新幹線

早い話、新幹線のホームはカメラを構えづらい雰囲気と言って良いでしょう。

ほとんどの利用者にとって写真に撮るほどのものでもない

駅のホームに停車している車両などは絶好の被写体でありますが実際に新幹線のホームに立ってみると、周りは新幹線に慣れている人ばかりのようで新幹線にカメラを向けている人などは少数派。

普段から新幹線に乗り慣れている人たちの中に紛れてしまうと、自分だけ珍しがって新幹線の写真を撮る行為になかなか出れない雰囲気なのです。

ホームでの行動パターンを逸脱しにくい

新幹線の写真を撮るために駅の入場券を握りしめての本格的な撮影だったとすれば、カメラを持ちシャッターを押すことのみに集中できますが、そこまで本気でない場合は列車に乗り遅れないように注意を払う必要があって、やや集中力が削がれます。

ならば、目的の駅に到着後に降車してから撮れば良いのですが、皆が改札に向かう中で一人だけ降りた車両の脇に留まり新幹線の写真を撮りまくるというのが結構孤独感を感じます。

それに終着駅でない途中の停車駅では、窓際の人が写ってしまうので撮れません。

鉄道系の趣味の人と勘違いされる

鉄道車両を写真に写すことは、外形的には「撮り鉄」と言われる人達と同様なわけですが、常に目的が鉄道に固執しているほどでもないので、周りの方に「あぁ〜鉄ちゃんね‥」と受け取られてしまうのは少し抵抗があります。

カメラを趣味としている者の行動の範囲の中で新幹線という被写体が目にとまったというところなわけですが、いちいち強調すべき部分でもないですし「新幹線を撮るためのさり気なさ」を演出していたら本末転倒になってしまいます。
別に鉄ちゃんが悪いものでもないので、この辺は割り切りが必要のようです。

駅のホームに入ってくる車両

そんなことで、アレコレ気にしながら愛機を手に撮影した写真です。
まずは乗車前にホームに入ってくる新幹線。

遠くに見え始めた新幹線

駅に近づいてくる新幹線

駅の少し手前

まだ小さく写る車両

形が分かる距離に近づいた新幹線

先頭車両の形が分かる距離

この後にもう一度シャッターを押したいところでしたが間に合いませんでした。
連写モードってのがあるんでしょうけど、普段使わない設定なので思いつきもしません。

この日は、後方の車両で乗車待ちをしたいたためスピードがまだあるうちに先頭車両が過ぎてしまっています。

先頭車両側に立ち撮影したのが別な日に撮った下の写真です。

まだホームの奥の方

ホームの奥に小さく見える新幹線

ホーム内でゆっくり走行する新幹線

この辺で充分に速度が落ちている

ホームに停車する直前の新幹線

停車する直前の車両

撮影をした両日とも写真を撮り終えた後は車両に乗りましたが、平日で周りは仕事での移動とみられる方が多く皆さん新幹線に非日常性は感じてなさそうでした。

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停車中の新幹線

先にも書いたとおり目的地に着き新幹線から降りた後、改札へ向かう流れに逆らい一人ホームへ残って写真を撮るのは珍しい人の部類に入りそうです。
ただし、こうでもしないと撮れないのがホームに停車している新幹線。

ホームで撮ったE5系新幹線の先頭

E5系新幹線先頭の細長い部分

先端の部分を近距離で撮影したい場合はやはり駅の中でしか撮れそうにありません。

ホームで撮影した停車中の新幹線

両側に停車するE5新幹線

E5とE2が停車中に並んだところ

ホームに先頭部分が並ぶE5系とE2系新幹線

ひと通り満足できるまで撮り続けている間、取り残された孤独感のようなものを感じましたが目的は達成できました。

新幹線の車両を撮ってみた感想

私が住んでいる地域では新幹線が停車するJRの駅まで車で20分ほどで、一般的に考えれば珍しい乗り物でもないことでしょう。
しかし、50キロほど離れた沿岸部に行けば見慣れた乗り物ではなくなります。

新幹線というのは人によって価値観が異なる存在のようです。

写真そのものを職業としていたり写真が趣味だという場合は、カメラを構える際に人の目など気にならないことでしょう。
撮る場面も駅の中ではなくもっと良い撮影スポットを好みそうです。

カメラという機械が好きでたまたま見かけた風景やモノを自分のカメラで写してみたいといった場合、日常の行動の中で自分の価値観のみに基づいてそれほど高価でもないお気に入りのカメラを人前で構えることになります。
結果を求めるために自分の趣向や美的感覚を公然とさらけ出すことを要求されるのが少なくありません。

カメラを趣味としていくには、こうした場面をスマートにこなしていくことが必要であるようです。

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